ハチミツの豆知識

ハチミツの知られざる側面

人類が何千年も前から消費してきたハチミツは、私達の食物の中で唯一昆虫によって生産される食品です。

オーガニックハニーから従来のハチミツまで

世界には300種以上のハチミツが存在します。ハチミツの色、風味、粘度は蜜源の花の影響を受けます。色は白から黒まであり、その間に黄金色、茶色、褐色など様々な色合いがあります。風味も色と同様にバラエティ豊かです。一般に、ハチミツの色が濃いほど、風味が強くなります。

オーガニックハニーと従来のハチミツの違いは、主にミツバチの蜜の採集ゾーンと養蜂箱の手入れ方法にあります。 養蜂家は規格に応じて、例えば、養蜂箱を農薬や殺虫剤が使用されていない場所(従って人間の活動ゾーン以外)に設置します。養蜂箱の病気に化学的な療法を使用してはならず、ハチミツの採集および抽出方法に関する厳格な要求事項を満たさなければなりません。これらの各種の事項は、養蜂家のもとで独立認証機関によって検査されます。ナチュロニーはEcocert(エコサート)カナダの認定も受けています。

オーガニックハニーには決して低温殺菌処理が施されません。従って、オーガニックハニーがより早く結晶化するのは当然のことなのです。

ミツバチの仕事

ハチミツを生産するために、ミツバチは生まれてから死ぬまで働き続けます。巣の中には、外から花蜜を集めてくる採餌蜂や、巣房でハチミツを作る働き蜂がいます。

春から秋まで、ミツバチは温かい日差しを受けて活性化し、無数の花々を訪れ、植物の受粉に重要な役割を果たします。

興味深い製造方法

ミツバチはストローの形をした舌を使って花蜜を採集します。巣に帰ると、採餌蜂は花蜜を受取係の働き蜂に渡します。ミツバチの間で何度も受け渡しが行われるにつれて、花蜜はより多くの酵素を含んで濃くなります。こうしてハチミツとなるのです。

次にハチミツは巣房に置かれます。ミツバチたちが羽を激しく震わせて風を送り、ハチミツの湿度を下げます。この送風には20分もかかることがあります。最後に巣房は封蓋され、ハチミツは消費できる状態になります。

保存と低温殺菌

ハチミツは腐敗しにくい食品で、数十年あるいは数百年も保存されることがあります。ハチミツの本来の品質を損なわないようにするには、密封容器に入れて、18~27°Cで保存してください。

しかしながら、ハチミツは保存期間中に変化します。結晶化は天然のブドウ糖が結晶を形成する自然のプロセスですが、その数、形、大きさ、品質はハチミツの成分や保存状態によって異なります。ハチミツの水分が少なく、ブドウ糖濃度が高いほど、結晶化が早く起こります。

結晶化したハチミツは、数分間湯煎にかければ液状に戻ります。

カナダの健康からの通知 カナダでは、幼児のボツリヌス中毒に関連しているのは蜂蜜だけです - 細菌のボツリヌス菌を摂取することによって引き起こされるまれですが深刻な病気。 幼児ボツリヌス中毒の症例の大部分では、ボツリヌス菌の発生源は決定されていませんが、蜂蜜は幼児ボツリヌス中毒の症例に関連しているため、両親は1歳未満の幼児には蜂蜜を与えないように勧められます。

### 低温殺菌処理の有無 低温殺菌処理は、ハチミツの中に存在する可能性がある酵母や細菌を殺したり、結晶化を遅らせます。この処理では、ハチミツを77°Cまで2分間ゆっくりと温めてから、急速に49°Cに下げて、瓶詰めします。

ハチミツの風味

世界には300種類以上のハチミツが存在します。ハチミツの色、風味、香り、テクスチャ―は蜜源の花によって異なります。色は白から黒まであり、その間に黄金色、茶色、赤褐色などの様々な色合いがあります。風味も色同様にバラエティ豊かです。

一般的に、ハチミツの色が濃いほど、風味が強くなります。 ハチミツは古くから料理に使われてきました。ハチミツは料理に香りや甘味を付けたり、キャラメリゼ(キャラメル化)させ、前菜からデザートまで、または飲み物にも使える万能な食材です。

ハチミツは砂糖よりも甘味が強く、より少ない量で同じ甘さが得られます。さらに、これは砂糖よりもずっと香り高い自然食品です。

ミツバチへのサポート

残念なことに、モノカルチャー、温暖化、殺虫剤などの影響で、ミツバチの数は20世紀末より減少しています。ミツバチの保護に貢献するには、ミツバチの生息地にタンポポやクローバーなどの野の花をはびこらせたり、自生植物を植えたりすることができます。